各種試験データ
従来型のマスクでは、フィルターでウイルスや菌を捕獲するため、
マスク表面に付着したウイルスや菌がマスク表面に付着したままになります。
そのため、マスクを外す際に手などに、ウイルスが付着してしまうリスクがあります。
<フェイスウェア®>は、糸(繊維)の特殊加工技術によりマスクに付着したウイルスや菌を消滅させることに成功し、
マスクをいつでも清潔に保ちます。
また、国際規格であるISO18184の基準をクリアした、「抗ウイルス加工のSEKマーク」を取得しています。
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SEKマークとは、一般社団法人繊維評価技術協議会(以下繊技協)が認証を行っている、
機能加工繊維製品の認証マークです。
一般社団法人繊維評価技術協議会
ISO18184(繊維製品抗ウイルス性試験方法)で
ISO18184(繊維製品の抗ウイルス性試験方法)に従っています。この試験方法では、
抗ウイルス効果を表す指標に抗ウイルス活性値が採用されています。
抗ウイルス活性値は、標準布と抗ウイルス加工布のそれぞれにウイルスを接種して25℃で2時間放置し、
ウイルス数の常用対数の差で表します。
その値が3.0以上あればウイルスの数が千分の1以下に減少したことを示します。
ISO18184では、この抗ウイルス活性値が3.0以上で十分な効果を示すと定められており、
繊技協の抗ウイルス加工マークでは、この数値を評価基準としております。
フェイスウェアの抗ウイルス機能
試験項目 抗ウイルス性試験
試験方法 ISO18184
試験ウイルス ATCC VR-1679
安全性試験
SEKマークは使用する加工剤と製品の両面から安全性を評価しています。
加工剤の安全性試験もクリア
加工剤の安全性試験は、GLP認定相当期間で行います。試験方法はと評価基準は次の通りです。
1.急性経口毒性試験
マウスまたはラットを用いて化学物質の容量と有害性の関係を明らかにする試験。半数致死量(LD50値)が200mg・Kg以下であること。
2.変異原性試験
遺伝子突然変異、染色体異常及び一次DNA損傷などの遺伝学的指標を調べる試験。復帰突然変異試験結果が陰性であり、かつ染色体異常試験またはマウスリンフォーマTK試験結果のいずれかが陰性であること。
「復帰突然変異試験以外の試験報告の提出には、2018年(平成30年)3月31日まで猶予期間があります」
3.皮膚刺激性試験
皮膚に接触した化学物質が、その局所に湿疹あるいは接触性皮膚障害などの刺激作用を与える可能性を評価する試験。ウサギを用いた試験等で、一次刺激性インデックス(PⅡ値)が2.00(弱刺激)未満であること。または、再生ヒト皮膚RhE試験(インビトロ試験)が非刺激性であること。
4.皮膚感作性試験
化学物質に何度か接触または暴露された結果、その後の同化学物質適用時に局所に特異な反応を示さないことを確認する試験。モルモットを用いた試験等で、陽性率(感作率)が0であること。また、LINA法(動物試験代替法)では陰性であること。
製品の安全性試験もクリア
直接肌に触れる製品については、皮膚貼付試験を実施します。
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電子顕微鏡ビデオによる紹介
『アミノ酸銀』が花粉のアレルギー物質を分解・破壊します。
アミノ酸銀(金属イオン)と花粉が反応して
アレルギー物質を分解・破壊していることをとらえた、電子顕微鏡のビデオです。
『アミノ酸銀』が花粉のアレルギー物質を分解・破壊します。
アミノ酸銀(金属イオン)と花粉が反応して
アレルギー物質を分解・破壊していることをとらえた、電子顕微鏡のビデオです。
このアミノ酸銀はフェイスウェア®で使用している
『K-125』という薬剤に利用されています。
この『K-125』は蜷川先生が開発しました。
真ん中のオレンジ色のまるいものが『花粉』です。
この花粉の表面はタンパク質で出来ており、
このタンパク質にアミノ酸銀(金属イオン)が結合します。
この結合はメルカプチド反応(別名プチド反応)と呼ばれています。
この反応は、金属イオンでもアミノ酸銀のみが起こせる反応です。
さて、このアミノ酸銀は、タンパク質がおよそ20~30個結合してタンパク質を形成しており、
そのタンパク質の形状を分解したもの1個に金属イオンが結合したものです。
このビデオにある反応は、 アミノ酸からタンパク質に金属イオンが置き換わることで起きるものです。
ここで特筆することは、 『置き換わった金属イオンは、なくならず
他のタンパク質が分解されたアミノ酸に再度結合しますので繰り返しその反応が起きる』 と考えられています。
この反応により、 スギ花粉のアレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)である、
Cry-j1およびCry-j2がアミノ酸銀と反応し結合することで、分解・破壊される構造になっています。